• テキストサイズ

一目惚れ【影山飛雄】

第18章 青葉城西


仙台市体育館の近くでバスを降り、私達は体育館へ歩いた。

「じゃあ今日は応援するチーム別だね〜」

「えっ?あ、そっか。」

友人は青葉城西、私は烏野を応援する。

「まぁ私は青城っていうよりも及川さんだけどねっ!」

「ふふっ、負けないよー!」

そんな話をしていると

『『『きゃーっ!!』』』

歓声に肩を揺らし声のするほうを見ると、体育館の近くで人集りができているのが見えた。

「な、なんだろうあれ?芸能人??」

「なんだろ?見に行ってみよ!」

そういう友人に連れられて人集りの方へ行くと、人集りの中からフワフワとした茶色の髪が見えた。

「はいはーい、ありがとね〜っ」

声の主は、失礼ながらも会いたくないと思っていた及川さんだった。

「あ!及川さんだぁ!」

嬉しそうに近づいて行く友人を止めたくても、なかなか言い訳が思い付かない。

どうしよう、烏野の応援って知られたら怒られるかも……。

「……あ!ち、ちょっと友達に会ってくるね!」

そんなの嘘だけれど。

「おっけい!後でねー!」と手を振る友人に心を痛めながら、この場を逃げ出した。

大丈夫、まだ見つかっていないはず!

そう思いながら駆け出した私は、背後からの視線に気が付いていなかった。
/ 190ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp