第18章 青葉城西
空はすっかり暗くなり、オソロイの御守りをつけた私達はヘトヘトになりながら帰路に着いた。
「仁花、仁花のお母さん、今日は本当にありがとうございました!」
「こちらこそだよーっ!」
「楽しかったわ、また行きましょ」
笑顔でそう言う2人に手を振り、大満喫した一日に浸りながらホクホクしながら私は歩き出した。
影山くん、今日の試合どうだったのかな。
聞きたいけど急にメールしたら変かな、でも連絡取りたい……
1人になると影山くんのことばかり考えてしまう。
試合結果によっては明日の予定が変わってしまう。そうだ、聞かないといけないんだ。業務連絡だ!
しばらく悩んだが、都合のいい言い訳を思いついた私は影山くんに連絡をしようと携帯電話を開いた。
するとちょうど画面にはメールの受信画面が表示されていた。
影山くんかな?なんて期待を抱きながらメールを開くと、差出人は日向くんだった。
[試合勝ったぞー!明日応援よろしく!]
影山くんじゃなかったと少しガッカリしながらも、バレー部の勝利を知り笑顔になった私は[お疲れ様!明日も頑張れ!]と返事をし、少し浮き足立って家に帰った。
寝る支度を終え明日の準備をしていると、携帯電話が光っていた。
誰だろ?明日の詳細かな?と思いながらメールを確認すると、
「かかかか影山くんだ!!!」
影山くんから[勝った。]とだけ連絡が来ていた。
わざわざ報告してくれるなんて…!!!
叫びたいほどの喜びをグッとこらえ、1文字1文字に心を込めて返事を綴った。
[お疲れ様〜!連絡ありがとう!
明日も頑張ってね!]
しばらく経つと、[おう。]と一言だけ返ってきた。
影山くんからのメールを何度も何度も読んでいると、私はハッとした。
明日、学校以外で影山くんを見れるんだ…!!
応援だけのつもりだが、あわよくば少し会うことだって出来るかもしれない。なんて。
何着ていこう。とびっきりお洒落したいけど、気合入れすぎって思われたら恥ずかしいな…。
……そうだ!この前仁花と買った服にしよう!
以前仁花と買いに行ったお気に入りの服を用意して、私は布団に入った。
今日、一日すっごく楽しかったな。
明日も楽しみだな。
気持ちで私は夢の中に落ちていった。