第17章 応援
計画を立てながら、仁花は思い出したように言った。
「、日曜日は誰と応援行くの?」
「あ!そうだった!中学の友達誘ってみる!」
慌ててメールを開いて、以前青葉城西の応援に一緒に行った友達を誘った。するとものの数分で[行く]と返ってきた。
行く友達が決まって安心した頃、お昼休みの終わりを知らせるチャイムがなった。
自分たちの教室に着き、「また放課後ね!」と仁花と別れた私は自席に座ってメールを見た。すると日向くんから試合の時間や場所の詳細が送られてきており、私はいっそう楽しみが増していた。
どうやら土曜日の試合に勝てないと日曜日の試合は出れないとの事だ。私は心から念を込めて[試合がんばってね!]とメールを送り、中学の友達と待ち合わせの時間を決めるためにメールをしていた。
午後の授業の最後にはくじ引きをした。6月の席を決めるためのくじ引きだ。
前回の席替えではジャンケンに負け、影山くんと離れてしまった。
前回とは異なり少しぎこちない関係になってはいるが、今回こそは、影山くんの近くになりたいと祈りながらくじを引いた。
『あんたどこの席になったー?』
『うわ、離れたーー』
『1番後ろだ!よっしゃー!』
『くっそー、一番前かよ…』
クラスメイトのワイワイとした声を聞きながら、影山くんはどこの席になったのかそわそわしながら自分の席を確認した。
自分は、前から4番目、左から3番目の席だった。
1番前から離れられたのはすごく嬉しかった。
影山くんは…影山くんは…。
頭の中はそれでいっぱいだった。