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三作目 高木雅利

第1章 本編


俺は今、こはねにプレゼントを買おうと思っていた。

「恋人への、プレゼントですけど…」

「何か記念日ですか?誕生日ですか?」

「実は、少し前に、付き合ったばかりで…
付き合った記念かな?」

「そうなんですよね!
ただ、気持ちがこもったら、いい訳じゃないですから…」

店員は、テディベアを提案したが、
だが、値段が高額で、
とても、手が出せる値段ではなかった。

「すみません…これは…」

「予算は、どれくらいですか?」

「6000円くらい…」

結構、頑張って、出してみた値段だが、
中学生であることから、少ない値段で、出すことしか、
出来なかった。

「すごく、恋人想いの方なんですね!
私なら、そんなに出せませんよ!」

その後、いくつかの物を選ぶのだった。

ひとつは、ネックレス、
パズル型のピースであり、2人でピース同士を
合わせることができるらしい。
イニシャルを刻むこともできるらしい。

もうひとつは、透明のリップ
可愛らしい、コンパクトな、リップクリーム

俺は、この二つを買うことになった。

可愛くラッピングされ、メッセージカードを入れるのだった。

その後、その日のうちに、連絡を入れて、
家の下まで、降りてもらうようにした。

「こ、こはねちゃん…」

「あっ…雅利くん」

「その…プレゼントがあるんだ…
喜んでもらえると…嬉しいな…」

こはねの顔が、赤くなるのは、
俺でも分かった。

こはねを目を合わせることができない…

「開けてみて」

「うん…」

こはねが、プレゼントを開けると、
そこには、メッセージカードと、透明のリップが、
入っていた…

「喜んでもらえるか、わからないけど…
でも、透明のリップだから、学校でも、付けていけれるし
だから…これからも、よろしく」

「雅利くん…ありがとう!」

「おい!抱き着くな!」

「だって、嬉しいんだもん!」

「俺も嬉しいよ」

こはねに、抱き着かれて、
俺は嬉しい気持ちになるのだった…

これからも、こはねを、守ってやる!
この命に懸けてまでだ!
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