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三作目 高木雅利

第1章 本編


雅利くんしか、愛せなかった。
彼だけしか、もはや眼中になかった。

どうしたら、千尋だけの、悠里だけの、
雅利で、いてくれるの…?
千尋と悠里が初めて愛したのは、雅利くんでした。

おはよう、雅利くん一緒に学校行こうー♪
なんでー?って…それは…幼馴染みじゃん、
私達…だから一緒に登校しても、別に、いいでしょ?
えっ…一緒に行く人居るからって…?
好きな人が、いるわけじゃないよね…?

そっか…ごめん、じゃあ、私、先に行くね
ん?放課後話があるの?
なんの話し??

はいはい、放課後まで秘密ね。
わかった、予定開けておくね

恋人が、出来て付き合っているなんて、冗談だよね?

千尋と悠里は、雅利くんの事、待っているからね…?


千尋と悠里は、雅利くんのこと、大好きなのに…!

一緒に行く人居るって言ってたし…

えっ?恥ずかしかったからって…

あのね、こっち来て、もっと近づいて…!

ぎゅーってして欲しいな!千尋と悠里のこと!

あのね、千尋と悠里にも告白させて
雅利くんのこと

出会った時、から。ずっと前から大好きだよ!

今日からは、幼馴染みじゃなくて、
千尋か悠里の彼女になってくれると、嬉しいな…!

「やっぱり、納得いかないよ」

「何としても、雅利くんと付き合いたい!」

「でも、どうしたらいいんだろう?」

「大人っぽいコーデとか、どうかな?」

「雅利くん、大人っぽいからね。
雅利くんは、成績優秀で、
学年でも、五本指に入る位の優秀な成績だからね~」

「あ、勉強会とか、どう?
悠里、数学が、ピンチなんだよね~」

「私も数学~」

「雅利くんから、教わっちゃえ!」

「そうだね」

その後、雅利の家に、千尋と悠里が、やって来て、
二学期のテスト対策として、
数学の勉強会をした。

「ここの方程式や分数や少数…
あー要は、数学が全部できないの!」

「悠里も、ここの数式とが、出来なくて…」

「わかった、わかった、面倒見てやるよ。
とりあえず、一緒に、解いてみようよ」

「ありがとう。雅利くん!やさしー!」

「さすがは、雅利くん、私達の幼馴染だね!」

「あの…雅利くんっ!
こ、これからも、一緒にいて欲しいな…お願い!」

「うん」

「悠里たちと一緒にいてね?」

「ずっと、これからも、一緒にいてね?

「うん…」

戸惑う、俺だった。
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