第1章 本編
千尋と悠里にとって、雅利は、想い人のようで、
王子様のような存在。雅利に対し、恋心を抱いていた。
そんな朝、千尋は起床するのだった。
「ふぁっ…眠いなぁ~」
千尋は、歯を磨き、朝ご飯を食べて、
着替えて、出かけるのだった。
「行ってきまーす!」
(今日は悠里ちゃんとのデートの日…
だけど、雅利君がいないな…)
「千尋ちゃん!」
「悠里ちゃん!」
と、悠里は千尋にハグをした。
「えへへー気持ちいいでしょう?」
「うんっ!悠里ちゃんって、
肌がスベスベで気持ちいいね!」
「ふふっ、ありがとう!千尋ちゃん!早く行こうよ!」
「うん!」
しばらくして、千尋と悠里は、手を繋いで歩いた。
「ねぇ、千尋ちゃんって、雅利くんのこと、
どう思っている?」
「うーん…大切な人かな?」
「悠里もだよ!雅利くんのこと、大切に思っているよ!」
「お互い様だね」
「そうだね」
「でも、雅利くん、私と悠里ちゃん、
見てくれない気がする…」
「悠里もそう思う、ひょっとして…」
「まさか…ね」
しばらくして、歩いていると、
ショッピングモールへと、辿り着くのだった。
しばらくして、服が売っている、
お店へと、辿り着いた。
「可愛い服…着てみる?」
「私が…?」
「雅利くんを振り向かすには、
まず、オシャレしないと!」
「そうだね、悠里ちゃんは?」
「悠里はね…この服かな?」
「すっごく、似合う!」
「ありがとう、千尋ちゃん!」
「試着してみようよ!」
「うん!」
二人は試着するのだった。
「似合う!買おうよ!この服!」
「悠里ちゃんは、白が似合うね」
「千尋ちゃんも、白が似合うよ?」
「そうかな?」
「そうだよ!」
こうして、二人で服を買うのだった。
服を選んでいたら、中学生が帰る時間帯になった。
また、手を繋いで、帰路に着くのだった。
「今日も楽しかった!また、遊ぼうね!
ありがとう!悠里ちゃん!」
「楽しかった!また、遊ぼうね!千尋ちゃん!」
「ねぇ、千尋ちゃん」
すると…キスをした。
「大好きな人には、キスをするじゃない?
だから…これは、一番大好きな友達の、
千尋ちゃんへのキスだよ!」
「悠里ちゃん…」
柔らくて甘い唇が思いを巡らせるのだった。
こうして、二人のデートは、終わりを迎えるのだった。