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二作目 宍戸真二

第1章 本編


後日 俺は瑞希に連れてこられて、
とうとう、絵名の前に姿を現す事になった…

「さぁ、真二くん、絵名の前で、
カッコいいところ、見せるんだぞ!」

「そんな事、言われても…」

「今更、弱音?ダサいよ?」

「…!」

「絵名に、フラれるのが、よっぽど、怖いとか?」

「そんなこと…ねーけど…」

「じゃあ、なおさら、告白しないと!
絵名にも、予め伝えているし、
こりゃ、チャンス以外の何物でもないよ!」

「あーわかった!じゃあ、行ってくるよ…
絵名ちゃんに、告白しますとも!」

「うんうん、その意気だよ、真二くん!」

心臓が、ドキドキ、バクバクしている
自分が、みっともないとも、情けないとも、
緊張している自分に、
告白する勇気を奮い立たせて

いざ、絵名の元へ、俺は絵名の目の前にいる…

「俺は…絵名ちゃんをSNSで、見た時から、
ずっと、ずっと、絵名ちゃんに、
恋をしていました!
繊細で、上手な、イラストや絵を見るたびに、
いいね、ボタンを、押していました。
なんていうか、絵名ちゃんを見るたびに
胸の奥が、ドキドキ、バクバクしてきて、
どう接したらいいのか、全く わからないです…
その…俺は! 絵名ちゃんの事が好きです!
だから!俺と付き合ってください!」

「言えたじゃん、好きな気持ち」

「えっ?」

「どうして、その気持ちを、もっと早く
言わなかったの?」

「そ、そりゃ…ストーカー呼ばわり、されていたら、
余計に、言われないじゃん…」

「あ、ストーカーなの、冗談だから」

「えっ?」

「その…私も…好きだよ、真二くんの事…
ずっと、いいね、ボタン 押してくれたから、だから…」

この恋って、両想いだったのかよ…

「好きだよ、私も、真二くんの事だから…
私からも、付き合ってくれないかな?」

「俺もだよ…絵名ちゃんの事 好きだよ…」

「う、うん!あっ、そろそろ、学校の時間!」

「続きは、学校が終わってからね」

「わかったよ」

何がともあれ、恋が実った。
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