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一作目 吉川詩音

第1章 本編


詩音は、奏に指示された、曲を再生して、
誰もいないセカイへ、やって来た…

「奏ちゃん、お待たせ」

「詩音さん、来てくれたんだね」

「あっ、この人が、詩音くん?」

「うん、この前、話した、まふゆの彼氏…」

「アイツ、彼氏がいたんだ、
まぁ、あたしには、関係ない事だけどね」

「紹介するね、えななんこと、絵名と、
Amiaこと、瑞希だよ」

「よろしくね、詩音くん」

「よろしく」

「うん、よろしく、僕は吉川詩音、
君たちも、まふゆちゃんの友達?」

「友達って言うか…同じ音楽のサークルで…」

「うんうん、活動している、仲間みたいな感じかな?」

「そうなんだね」

すると、ニーゴミクが、
こっちを向いて、近くへとやって来た。

「みんな…待っていたよ…」

「待っていたって…」

「うん」

「それじゃあ、ボク達は、ミクに呼ばれて、
ここに来たの?」

「半分、そう…」

「ミクが、呼んだから、詩音くんも、誘ったんだ」

「そうだったんだね、でも、本当に、ここは、
どこなんだろう…」

「ここは、あの子の想いで出来た場所、
あの子のセカイ…」

「あの子のセカイ!?」

「想いで出来た場所?」

「ちょっと!詳しく説明しないと、わからないよ!」

「じゃあ、ここは異世界ってこと?」

「そう、セカイは、みんなの暮らす場所とは、違う…
このセカイと、みんながいる場所は、
ある曲で、繋がっている」

「ある曲?」

「アンタイトルで、繋がっている…」

「アンタイトル?」

「それって、共有フォルダに入っていた曲?

「ねぇ、今の状況って、夢なの?」

「お願い、あの子を見つけて、
あの子は、このままじゃ、ダメ、
本当の想いに気付かないと、あの子は…
あの子を見つければ、あの子を救える。
あの子をは、きっと、本当の想いに気付ける。
そうしたら、その想いから、あの子の歌が生まれる」

「難しくて、よくわからないけど…
あの子を救う…?もしかして…」

「ミク…」

「その声は…!?」

僕たちは、あの子と対面するのだった…
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