第1章 人生リセット
「ふ、不法侵入だなんて!私はただ飛び降りて…それでそのまま…」
「は?なに崖から、この山から飛び降りたって言いたいの?」
「違います!私はビルの、!会社のビルの…」
「会社?ねぇ、あんたいくつ?」
「に、23」
「ありえない、あんたどう見たって子どもじゃん」
「え、そ、そんなはず…」
「ほら」
スマホ越しに見せられた姿は嘘でも思い出したくない中学時代の私と全く同じだった
「こ、これ…」
髪の長さまで全て一緒、クマも無くなってる…
それにこの部屋着…
「で、嘘はここまでにして本当のこと言えば?」
「え、いや嘘とかじゃ…」
「はあもういいや、」
ずるずると引きずられて連れてこられたのは古い校舎
私って…過去にタイムスリップ的な???
いや非現実すぎる
これは夢だ、だって私はあの時絶対飛び降りたの