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転生したら人生やり直せたって話

第3章 初恋は


「はぁ……」

私…なにしてんだろ
こんなの、犯罪だよ…犯罪じゃなかったらなんなの?!
別に意識してるとかそういうわけじゃないけど…

コンコン

「わっ」

「ごめん、タオル置いておくから」

「あ、ありがとう…ございます」

なんか緊張しちゃうんだよ〜!!
だって異性とお泊まりだよ?!2人きりだよ?!
さすがの私でも緊張するよ…





「私床で!」

「いや俺が床」

「いや家主がベット使って!」

「絶対天野ちゃんが使いな」

「本当に無理!できない!」

ぴたっと手が触れて時が止まったような感じがした

「な、なんか意識してんの?」

「それはそっちでしょ」

「私は全然してない」

「俺だってしてない」

嘘ついた結果なぜか同じベットで寝ることになった

「……ねぇ、起きてる?」

「…うん、なに?」

「……いや…あのさ、恋したことないって言ってたじゃん」

「うん」

「…俺さ、好きな人いるんだよね」

「へぇ………えっ!!」

びっくりして思わず彼の方を向いた

「驚きすぎ」

「だって…いや、この状況やばすぎるでしょ!誤解される前に私…」

ベットから起きあがろうとしたら腕を引かれて密着してしまった

「ちょっ」

「ねぇ、俺がこんなに優しくするのも天野ちゃんだけなんだけど」

「え、えっと…」

「絶対意識させるし、惚れてもらうから」

「な、なにそれ」

「天野ちゃん、今は同い年だよ。ねぇ俺のこと意識してよ」

「ちょっちょっ」

「……ドキドキしてんじゃん」

「そ、そりゃ、ならないわけ…」

「かっわい…」

「ば、ばかじゃ…」

「本気だから、覚悟しときなよ」

私はその日一睡もできないくらいドキドキしてしまった
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