第3章 初恋は
「っしゃあ!クリア!!」
「っし」
「やっとだね!いや〜マジむずかしいわ」
「お疲れ、って…もうこんな時間か」
時計を見ると23時を回っていた
16時にゲーム始めて…結構やってたんだ
「うわっ帰らないと」
「送ってくよ」
「いやいやいいよ」
「危ないし」
「残業したら日付まわるから気にしないで」
「今は学生でしょ」
「まあね」
「ほら送るよ」
「だめ!心配になる!こっちが!!!」
「はあ?」
「親御さんが心配するよ」
「はぁ…もういいや、泊まりなよ」
「いやなんでそうなるんだよ!」
「だって俺は危ないから送りたいのにそれ拒否するから」
「ええ、私が悪いの?」
「ほら部屋着とか貸してあげるから、風呂入りな」
「わっちょっと押さないで…泊まるなんて言ってない」
「もうダメ決めた」
「何それ鬼か何か?!」
「勝手に言えばー?」