第3章 初恋は
「ね、寝れなかった…」
「え、大丈夫?」
顔を覗かれるとびっくりして一歩後ろへ下がってしまう、すると彼はニヤッと笑みを浮かべて
「意識してくれてんの?」
「なっ」
「顔真っ赤じゃん、図星でしょ?」
「ちがっ」
私の腕を掴んで顔を近づけられて思わず
「ち、ちかい!」
彼の顔に手のガードを置いてみるけど逆効果みたいで彼は楽しそうに私をいじり倒してくる
「やだ、みないで…ほんと意地悪」
「だって可愛いんだもん、もっと俺のこと意識して好きになってよ」
「そ、そういのもやめてよ…恥ずかしい」