第3章 初恋は
「ねぇ!ちゃんたち本当に仲良すぎない?!」
「隣の席だからかな?話しやすいし」
「いやいや!!ちゃんカルマと付き合ったりとかあるんじゃないの?」
そんな質問に思わず笑いが溢れてきた
「あはは、ないない!!これでも私23だよ?中学生に本気で恋するとかないから!」
「えーじゃあ天野ちゃんの恋バナ聞きたい〜!」
「大人なやつに恋してたんでしょー?」
「どんな人がタイプなのー!」
「……」
私って誰かに恋したことあった?
いや、恋する余裕なかったし興味もないかも
「私好きな人できたことないよ」
「え!!!」
「23で?」
「初恋もまだ?」
「うん、記憶上ではないもん。あんまり男の人とっていうか人と関わってこなかったし」
「じゃあカルマくんはどう?仲良いし!!」
「…別に、普通に楽しいくらいかな」
「かっこいいとかないの?!」
「んーあるよ、でも別にそれは芸能人とか漫画とかアニメでも思うしそんな感じかなぁ、あんまり意識してないかも」
「えー!!もったいないー!」
「性格はともかく顔はいいんだし自慢にもなるしねぇ?」
「…性格もかわいい方でしょ、私は気にならないかも」
結構優しいところあるし、私は好きだなぁ
「うわっナチュラルに惚気られた?!」
「はやく付き合いなよ〜!!」
「なんでそうなるの!?」
恋するために学生やってるわけじゃないしなぁ