第6章 変わりゆく感情
七宝は俺を睨みつけて、攻撃をしようとしていた。
奈落「最後まで話し聞け」
七宝「悪党の言うことなんて、信じられん!」
奈落「俺は桔梗に惹かれていたからこそ、自分のものにしたかった嫉妬だったのかもしれない」
桔梗が死んでから五十年の、月日が流れて。
かごめと言う女がやってきて、玉は砕けた。
七宝「お前桔梗が好きだったから、犬夜叉と桔梗の仲を裂こうとしたのか?」
奈落「そうだ」
七宝はそれを聞いて、攻撃をしようとする手を止めた。
正直どうでもいい、桔梗が生きていない。
四魂の玉はこの世にはない。
こいつを解放するか、もう俺がこの世に生きていることが世に知れわたるのは時間の問題だろう。
奈落「どこでも好きなところに行け」
七宝「おらは今聞いたことは、他言せん」
七宝は洞窟から出て行った、明日には逃げて誰も俺を知らない村に行こう。
俺が犯した罪は、この村は俺には思い出が詰まっている。
夜になり外は暗くなり、満潮になり外からはここに入れない。
あんずは俺を恨んでないのか?
大狐妖怪の力を取り込もうとした。
後ろから何かの気配がして、振り返ると大きな狐がいる。
あんずを支配している狐だ。
狐妖怪「貴様蘇りの鏡で、蘇ったな」
奈落「そうみたいだな」
俺を睨みつけて、壮大な妖力を体から溢れ出ている。
狐妖怪「お前を殺す、あんずは俺の物だ!」
この狐妖怪は俺が桔梗を、思う心と同じか。
奈落「あんずは貴様の好きにすればいい」
狐妖怪「あんずは奈落お前に、思いを寄せているから殺す」
攻撃してきた、それを避けて振り返らずに言う。
奈落「明日この村を出る、さっきも言ったが俺はあんずのことは・・・」
あんず「待って」
俺は洞窟を出ようとした足を、止めて振り返る。
あんず「私も一緒に・・」
奈落「来るな」
足を再度歩む、あんずは追いかけてくる。
走って海に飛び込む。