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大妖怪の恋の行方

第6章 変わりゆく感情


冷たい風が吹く。

周りが氷はじめる。

寒い。

こんな所にいたくない。

現世に戻りたい。

皆に謝れば許してもらえる?

俺は目を瞑り、皆の反応を考える。

許してもらえない。

殺されるのがおちだ。

体が浮いてる感じがした。

俺は真っ暗闇の中にいた。

これも地獄なのだろうか?

すると目の前には爺さんがなぜかいた。

爺さん「ここはあの世と現世の境目」

何で俺はこんな所にいる?

爺さん「奈落の旦那が望んでここに、いるのです」

俺がここに来ることを望んだ? 中途半端なところが?

奈落「何で?」

爺さん「あんずちゃんが、お前さんを望めば蘇れます」

奈落「望まなかったら?」

爺さん「地獄に逆戻りです」

爺さんは下と指を差す、俺は下を見ると血の池の地獄の中で人が沈んで苦しんでる。

悲鳴が聞こえてきそう。

懐には蘇りの鏡がない。

奈落「鏡がない」

爺さんは鏡を取り出し言う。

爺さん「これですかい?」

奈落「お前が持っていたのか?」

爺さん「あの世と現世の境目はあやふやだから、個人が物を出来ません」

爺さんの体を触ってみると透ける。

俺の体を通って爺さんは鏡を、現世の様子を俺に見せる。

現世は夕方になっていた、お見合いの男に迫られて後ろは川落ちればあんずはどうなるか。

天国に行ってしまう。

落ちそうになり、男は手首を引っ張り口付けをしようとする。

その時俺は暗闇は消えて、芝生の上にいた。

起き上がり周りを見ると、俺の横にはほねくいの井戸がある。

俺が死んだ場所に来たのか?

それとも俺は夢を見ているのか?

手をつねってみると、痛みがある。

それでも目が覚めない。

人の気配がして俺は茂みの、中に隠れた。

隠れた瞬間に、犬夜叉とかごめの声がした。

犬夜叉「奈落の匂いがした」

かごめ「死に人がいるわけがないでしょう」

逃げようこのままここに、いれば犬夜叉に見つかる。

物音立てないようにその場から、逃げて村を抜けた林に行き考える。

何処に行こう。

犬夜叉と殺生丸とかに見つかるのは、時間の問題。

川の流れる音が聞こえる。

歩き川に行くと、夜で暗い。

ここに飛び込んで死んでも、地獄に戻るだけ。

悲鳴を聞くよりは現世の方がいい。
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