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大妖怪の恋の行方

第1章 妖怪の孤独の日々


私は大きな狐の姿になりその場で座り込み、花びらが舞う中孤独を感じた。

孤独にならない方法は簡単だ、殺生丸様と付き合えばいいのだからでもそれが嫌でたまらない。

殺生丸様と結ばれても幸せにはなれない、ならば孤独のままでいい。

人間の姿になり、楓村に戻って薬草を拾ってるかごめちゃんに話し掛けた。

あんず「かごめちゃん、犬夜叉とどうなったの?」

かごめ「どうなったって?」

あんず「交際してるの?」

かごめ「うん」

照れて言うかごめちゃん、私は笑顔で言った。

あんず「幸せになってね」

私は猫になり妖怪の会議に出かけた、今日もくだらない雑談ばかりだ地図を示してようやく始まった。

妖怪一「ここには・・・・」

私はまるで聞いていない、最近食事食べていないから力が出ないから兎になってしまった。

妖怪二「狐のアネゴどうしたのですか?」

あんず「最近絶食してるの」

妖怪一「何で?」

理由? 簡単だ死ぬために絶食している。

あんず「死ぬため」

妖怪一「駄目ですこれ食べて下さい」

出されたのは山芋のそのまま、食べられないこともない。

私は生きるなんてどうでもいい、好きな人が現世にはいない孤独だ山芋を食べ終わり言った。

あんず「私はしばらく出かけます、二年後には帰ってくるでしょう」

私は妖怪会議を抜け出して、明日は七宝と修行を見る約束をしてたが用事があるから仕方が無い。

無視をするしかない私は扉に『しばらく出かけます、診療はしばらくお休みします』と書いて夜の、楓村を人間の姿で歩き村を出て大きな狐になって目的地に向かった。

目的地は古びた家だ、押入れから着物を取り出す。

今現世には居ない私の好きな人の匂いがする、それを持って富士の瑚に向かうがいざ目の前にすると捨てられない。

着物は紫が多くて本人も気に入ってて、そればっかりが多いから今持っている着物は紫だ。

捨てられなくて古びた家に戻り、畳に寝るそれを何日も繰り返したり古びた家で掃除をしたりしていて日にちなど忘れていた。

すると犬夜叉、かごめが目の前にいて言った。

かごめ「楓のおばあちゃんが用事があるんだって」

犬夜叉が私が持っていた着物をクンクンと嗅いで言った。

犬夜叉「なんか嗅いだことのある匂いだな」

犬夜叉は私の持っていた着物の匂いを嗅ぐ。
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