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大妖怪の恋の行方

第5章 狐妖怪の恋の始まり


俺が人を好きになるなんて、思いもしなかった。

あんずは妖怪なんだが、一応人間の心もある。

若い頃は。

人を殺していた。

畑の作物を盗んだり。

俺が人を信用しなくなったのは、親しくしていた半妖がいた。

それは万葉集の前だ。

何時も通り待ち合わせをしていた、民をからかって遊ぶ約束をしていたのに来ない。

猫になり村を見に行くと、女性と一緒にいた。

次の日

俺は直接親友の家に行き、朝早くから叩き起こす。

誰もいないところに行き真相を聞いた。

狐妖怪「俺は約束を破るやつが嫌いだ」

親友は後ろ髪を掻き、照れた顔で言う。

元親友「好きな女性がさ、出来て話してたら約束を忘れちゃてさ」

そこまで話しに夢中になってたのかよ。

元親友「今度必ず行くからさ許して」

俺はそっぽを向いて、親友が謝らないのが許せない。

狐妖怪「恋をしたのは、分かったどうぞご自由に」

俺はその場を去って行った。

親友の付き合いはその後なかった、俺は三年後反省して誤ろうと思い親友のところに行った。

女性に囲まれてちやほやされてる、親友。

変わってしまった親友。

猫のまま話しかけてみると、女性に抱き上げられた。

女性一「可愛い猫ちゃん、喋れるんだ」

親友は一瞬目を逸らして、俺の目を見ないで言う。

元親友「くそ妖怪猫くるな、二度と」

狐妖怪「俺だってお前に、絶縁を言いに来た」

暴れて地面に降りて自分の村に戻り、親に言うと『人間を信用するからそうなるの、信用しないほうがいいわ』二度と信用しないと思った。

近づけばまた裏切られる。

あんずと出会って変わった。

そのことを話しをすると『誤らないと』もう二千年前だぞ死んでるよと言うと『あっ・・そっか』優しさを感じた。

それから俺はあんずを通して物を、見るようになりあんずを少しつづ好きになった。

変わっていった、それは奈落が死ぬ前に捕らわれてた時。

力が出なくてウサギの姿でいた、妖怪だけの感情になった時にあんずは言う。

あんず「あのどうして私を捕らえるの?」

奈落「犬夜叉共をおびき寄せるためだ」

自分がただおびき寄せるための、道具としてしか見てない。

あんずの心の声が聞こえた。

(はぁ、妖怪の奈落もきっと)

あんずは心の中で思うことを言って、しまうことがある。

あんず「桔梗がすきなんだわ」
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