第1章 見守る -牛島若利-
音羽 side
結局あの後無言で花火を見た
聞こえなかったその続きはこの花火が全部上がった後に言うしかないか…
そんなことを考えているうちに花火が打ち終わり、花火大会終了のアナウンスが遠くから聞こえてくる
『若利くん、さっきの…』
牛島「音羽、悪い」
『え?』
牛島「今はバレーボールに集中したい」
『っ…そう、だ、よね』
牛島「悪い…」
『…ううん!気にしないで!私、マネージャーとして支えるから!これからもよろしく!』
牛島「あぁ、すまない」
『若利くんが謝ることない!…こちらこそごめんね』
こうして私の1度目の告白は失敗に終わった