第3章 聖なる夜☆ -五色工-
音羽 side
五色「こ、今夜は、俺に音羽さんの時間をくれませんか?」
『え?』
それって…
いやいや、工に限ってそんなはずはない
工と付き合って半年、私からキスすることはあっても工からされたことは無いし、そんな工がクリスマスだからって…
五色「こ、こーゆーことです」
工は顔を赤くしながら左の建物を指さす
そこはごくごく普通のホテル
あぁ、やはり工にそんな気は無いのだ
『…うん!いいよ〜!工にあげる!』
五色「ほ、ほんとですか…?」
『え?うん、いいけど』
五色「じゃ、じゃあ行きましょ」
『?うん』
何故か緊張した面持ちの工はそっと私の手を取りホテルへ
部屋に入ると普通に荷物を置きコートをハンガーにかける工
五色「音羽さんのもかけますね」
『うん、ありがとう』
すると突然工はハグをしてきた
五色「お、俺、こーゆーの初めてで…でも、音羽さんのために頑張るので…」
『ん?うん、』
私がそう返事をすると、工の顔が迫ってくる
やっと工からキスをしてくれるのが嬉しくて目を閉じて待ってみるが
『?』
なかなかキスされず思わず目を開くと
目を閉じ眉間に皺を寄せて固まっている工
『ふっ』
五色「な、音羽さん笑いました!?」
『や、その…工がかわいいから』
五色「////お、俺は!かわいいじゃなくてかっこいいって言われたくて!////」
『工』
ちゅ
工に教えるようにキスをする
五色「ふっ…」
『んっ…』
頑張って合わせてくれてる工がかわいくて、舌を入れてみる
五色「ん!?」
ちゅ
くちゅ
『んんっ…』
五色「んっ…はぁっ…」
ちゅるっ
ちゅぱっ
『はぁ…』
五色「…はぁ…音羽さん…」
『ふふっ…工、ベット行こっか』
五色「は、はい…」