第2章 後輩の彼女 -瀬見英太-
音羽 side
あの後連絡先を交換してその日は別れたが、家に帰ると早速連絡があった
瀬見[音羽ちゃん]
[瀬見さん、お疲れ様です]
瀬見[ありがとう、音羽ちゃんあの後大丈夫だった?]
[まぁ、はい、今席隣なんで若干気まずい感じはありますけど…]
瀬見[そっか、でも授業は最後まで出たの?]
[はい]
瀬見[おぉ、偉いな]
[ありがとうございます]
瀬見[おう、ってか敬語]
[あ、なかなか抜けないですよw]
瀬見[それもそうか、まぁ慣れて?]
慣れろと言われてもなぁなんて思いながらタメで返してみる
[うん]
瀬見[うし!まぁなんかあったらいつでも俺のとこ来いよ〜またバレーでもバスケでもしながら聞いてやるから]
[ありがとう]
瀬見[おう、じゃあゆっくり休めよ?おやすみ]
[瀬見さんも体休めて朝練頑張って!おやすみなさい]
なんだか心が温まる感覚がある
賢二郎くんとのときは…
まただ、また賢二郎くんを…白布くんのことを思い出してしまう
まぁそう簡単に忘れられるわけないよね
1年片想いして、っていうか実質1年半ずっと片思いしてきたんだもん
明日また瀬見さんに会いに行こうかな…
でも瀬見さんを利用してるみたいで申し訳ない気がする…
でも友達ならいいかな…
瀬見さんのことを思い浮かべながら私は眠りについた