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真珠の涙

第12章 2月



傑「はぁ…幸せだ。好きな子とこうして抱き合えることが」

後ろで縛られている腕をすぐに外してくれ、ごめんね?と言われる。興奮していたのは私も同じ。
私が抱きついたまま、器用にゴムを片付けている傑さん。今日もいっぱい出ちゃった♡といたずらっ子のように笑ったけど、本当はまだ足りないんでしょう?だってまだ、大きいままのモノがあたるもん。
私がこんなになってしまったから我慢させてしまった。抱き潰すと言っておきながら、私のことだけを考えて我慢してしまう傑さんが、ちょっぴり寂しい。もっと自分の思うようにしてくれていいのに。…悟さんは後先考えて欲しいけど。

もう一度強くぎゅっと抱きつき、いつもの場所に跡をつける。

傑「上手につけられるようになったね♡」

『もっとつけてもいい?』

一瞬驚いた顔をしたけど、にっこり笑って許可してくれた。

ちゅっ…ちゅーっ…

部屋に響く音は私が彼を独占している音。傑さんはされるがままいてくれる。好きな気持ちが溢れて、気持ちが昂る。

今日言わなくては。

『傑さん、大好きです♡
生まれてきてくれてありがと…
ずっと一緒にいてください』

時々、怖くなるの。この人は自分に厳しすぎて、他人に優しすぎるの。正義感が強くて、いつか潰れてしまうんじゃないかって。どこかに行ってしまうんじゃないかって。だから、縛り付けておくものがあるとするならそうしたい。
婚姻という形の縛りでもいい。
とにかく、私もあなたの中の頼れる人になりたい。

傑「そんなこと、はじめて言われた。愛してるよ風海。プロポーズはまた来年するから、待っててね♡
そんなに可愛いことを言うから、また元気になってしまったじゃないか。責任を取ってくれるね?」

ううん。最初から勃ってるの知ってました〜
びしょびしょのベッドの上でもう一度愛し合って、お互い倒れるように眠った。

朝は傑さんに起こされた。一応授業の間に合う時間に。
シャワーを浴びようとしたけど、力が入らなくて起き上がれない。抱えられて一緒にシャワーをした。全身洗ってくれて、今度温泉に行こうと約束をした。

なんとか歩けるようにはなったけど、座学以外の授業は無理そうだ。昨日、任務を代わってくれると言ってたけど、本気だろうか。私なんかの任務を特級にやらせるわけにはいかない。もったいなさすぎる。
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