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真珠の涙

第1章 出会い


硝子さんに
傑さんが好きなんじゃないの?と聞かれて驚いた。

好き…だけど、異性としての好きなのかわからない。危険なところを助けてくれた人だからかもしれない。
そして今日は悟さんにもドキドキしてしまったの。

そんなの、好きっていえないと思う。
こんなこと誰にも言えない。



それにしても硝子さん、ほっそい!
今更ながら、こんなにむちむちなの恥ずかしい〜

早くタオルで隠したいぃ〜

急いでバスタオルで身体を隠すと

硝「なんで隠すの?いいカラダなのに〜wちょっと触らせて!」

そう言いながら胸を揉まれる。

『えっ!っやん!』

ちょっとえっちな声がでて、さらに恥ずかしさが込み上げてくる。
それを見て爆笑している硝子さん。

硝子さん曰く、柔らかそうで触りたくなるんだそう。
初めて言われた…。

女の子同士なのに触ったりするんだな、社会勉強になった。






2人でお部屋に戻ると、悟さんと傑さんが待っていた。
なぜか2人してこちらを見たまま動きが止まった。

硝「風呂上がりの風海はどう?触りたくなっちゃうよね〜私は触ってきたけど笑 お前ら残念だな!」

と言いながら笑う。
なんて報告をするんだ、この人は!

『もう!硝子さん!』

そう言いながら耳まで真っ赤になる。
恥ずかしくて、そっちの方を見れない。

もう…どうしよう…
チラッと見ると傑さんと目が合う。
心臓が飛び跳ね、すぐに目線を逸らした。

この無言の空間がすごくいやっ!
何か話さないと!

『今日のお着物、ありがとうございました!とっても素敵でした!
みんなで写真撮ればよかったですね』

傑「あぁ、とっても似合っていたね。風海」

そう言って笑いかけてくれる。
さらっと私の嬉しいことを言ってくれる傑さん。
やっぱり素敵だな。
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