第1章 出会い
後日、両親をこちらに呼んでもらい、こちらの書物を見てもらうことになった。
私が人魚姫なんて…
過去にそういったことがあったということは、私も同じ危険があるということ。呪術を使って悪いことをする呪詛師に限らず、一般人に狙われる可能性もある。
家族の許可をもらえれば呪術高専で保護してもらえる。
高専じゃなくても五条家が家族も守ってもらえることになった。
けどそれには編入するほかない…
今の学校も友だちも大好きだったのに…
それに悟さんからのプロポーズ。
愛する人はただ一人。来世では必ず結ばれる。
必ず守るから、同じ時代を生きて欲しい。
好きって言われたことだって、男の子と付き合ったことすらないのに、先にプロポーズされると誰が思うだろうか。
遺言だったとしても、あんなに綺麗な眼で言われたらドキドキしてしまうのは当然だと思う。
ぽーっとして何も考えられずにいる。
今日は家族に連絡して、命の危機があるということで、今日は五条邸に泊めていただき、明日両親に迎えに来てもらえることになった。