第6章 貴方って
なんて少し明るく話す真純ちゃんとは対照的に
私には衝撃が大きくて。
まず赤井秀一に兄妹が居たなんて...
確かに沖矢さんはただの大学院生では無いって薄々思ってたし
もしかしたら...?なんて風にも思っていたけど...
改めてこうやって話を聞かされ、そんな事が本当にあるの?なんて。
もしも...もし本当にそうだとしたら、あのチョーカーは声を変える為?
あの時、本当に死んだとは思っていなかったけど
その時から彼に協力した人が何人か居るって事だよね
沖矢さんは工藤邸に居る。という事はあれを作ったのは
隣の阿笠博士...とか?
でもFBIなら、今私が仮住まいしているホテルの事にも辻褄が合ったり...
「さん」
「...さん?」
「みなみさん!」
『あっ...ごめん...驚いちゃって...』
つい考え込んでしまった。
「みなみさん大丈夫か?まあ、これはあくまでもボクの予想だからさあ」
いや、多分真純ちゃんの言ってる事は当たっていると思う
自分でもハッキリとは分からないけど...
だってそうじゃなきゃ逆に説明が付かないよ...
真純ちゃんはもっと辛い筈なのに
それなのに明るく振る舞ってくれる真純ちゃんに救われる。
「なあ、シュウ兄についてなんかそういう描写とか無かったのか?どんなシーンでも良いんだ!」
『ごめんね...そこまで見てなくて...』
それは...流石に話せる訳も無く、正体を話してないって事は真純ちゃんを危険に巻き込ませたくないからだろうって。
「そっか...それは仕方が無いな〜 けど驚いたよ、まさかみなみさんが違う世界から来たなんてな」
そう言われると自分でも改めておかしいなって。
米花町には本当に頭の良い人達が多く居る中
こんなふざけた様な事言って通じるわけが無いのに、それでも信じて?くれて。
それだけで何だか嬉しかった。