第25章 新しい生活は
「で?みなみさんは今どこに?」
『今はね、』
「今は安室さんの所だよね?」
『う、うん よく知ってるね』
「大丈夫なの?」
哀ちゃんがどこか心配そうにこちらを見ている。
安室さんについて何か知っているのかな
ていうか、なんでコナン君まで知ってるんだろう…
『うん…まあ…』
「まあ、何?」
『ええと…ちょっと、彼の事がよく分からないと言うか…』
「それは言えてるわね。何だか彼は得体が知れないし」
そう言いながらコナン君の方を横目で見る哀ちゃんと
苦笑いするコナン君が居た。
『え、やっぱり哀ちゃんもそう思う?』
「ええ。どこかの誰かさんはそうは思っていないみたいだけど」
『コナン君はどう思ってるの?』
「んー、安室さんはボクの良い協力者だと思ってるよ」
『協力者…?』
「…全く」
溜息混じりにボソりと呟いた哀ちゃん。
コナン君の言う意味はどういう事なんだろう…
『あのさ、こんな事言うのもアレなんだけど…実は安室さんの部屋を探ってしまって…』
「で、彼について目を疑う物があった訳ね」
『うん…』
察しの良い哀ちゃんには助かる…
小さいのに二人してどうしてこんなに頭が切れるのだろう。
「何を見つけたの?」
『それが…クローゼットと引き出しの中から…』
それを言いかけたと同時にチャイムの音が鳴り響いた。
『ん、お客さん?』
「いいえ、どうせ誰だか分かっているわ。博士、出てもらって良い?」
「おう、分かったぞ哀くん」
哀ちゃんは落ち着いた様子でどこか少し呆れた様なそうでないような…
一体誰なんだろう…
って言っても自分には分からないか。
「はいはい、今出ますぞい」
「すみません、少々作りすぎたのでお裾分けに来ました」