第25章 新しい生活は
そのやり取りの横で髭を生やしたおじさんが口を開いた。
「ところでみなみさんは、今日は何処かへ出掛けですか?」
『あー、えっと、まあ、はい!ちょっと、そこまで』
突然の質問に咄嗟に答えが出てこなかった。
「みなみさんはこの後デパートに行くんだよね!」
そこに助け舟を出してくれたのはコナン君だった
まだ小さいのに気が利く…
『うん!ちょっと洋服見に行こうかな〜って』
「あ、それなら是非私達も!」
「でも蘭姉ちゃんは園子姉ちゃんにお土産渡しに行かなくて良いの?園子姉ちゃん、キッド話を待っている筈だよ」
「あぁ、それもそうだね…ごめんなさいみなみさん、また今度是非ご一緒させてください!」
そうだ、この子は蘭ちゃんだ
にしても礼儀正しいし良い子だ…勿論答えはイエスだ
「ああー和葉!新幹線の時間!」
「あ!せやった平次!」
どうやら二人はこれから大阪に帰るみたい。
時間が迫ってるとの事で、再度挨拶をした後行ってしまった
前回も同様、関西らしさが全面の二人だったな…
二人の関係が進むと良いな
「コナン君とお父さんはこの後どうするの?」
「ん、俺は探偵の休暇ってものを取るんだよ」
「んーもう、どうせそうやってまた昼間っからお酒飲もうとしてるんでしょ?」
「うるせ!それも休暇の一つだっつーの!」
この人は蘭ちゃんのお父さんみたいだ。
探偵って言ってたけど、確かポアロの二階にも探偵事務所があったし
もしかして毛利探偵事務所?
「ボクはこの後博士の家行ってくるー!」
「分かった!ちゃんと夕飯までには帰るんだよ?」
「うん!ボク途中までみなみさんと行くー!」
「ったく、みなみさんを困らせるんじゃねえぞ?」
「はーい」
「それじゃあみなみさん、我々はこの辺で。何かあれば、この毛利小五郎に」
「はいはい行くよお父さん それじゃあみなみさんもまた!お会いできて良かったです」
それぞれやる事があるみたいで、挨拶をした後解散に至ったけど…
私の洋服の丈を引っ張りながらニーっと笑うコナン君は一体…