第25章 新しい生活は
「あぁー!」
「あん時の姉ちゃんや!」
その声は紛れもない、自分に対して言われているもので
立ち止まって声のする方を見ざるおえない状況になってしまった。
「あ、みなみさん!」
コナン君と手を繋いでいる子が自分の名前を呼んだ。
って事は、この人達とも自分は知り合いだったのか…
安室さんのファイルにあった気がするんだけど…
名前が思い出せなかった
真純ちゃんの言葉を思い出して、とりあえず怪しまれないように手を振ってみた。
「なんやあの姉ちゃんと知り合いやったんか」
「うん、みなみさんが米花町に越してきてから仲良くなったんだ!って服部君と和葉ちゃんもみなみさんの事知ってたの?」
米花町に、越してきて…
となると、引越してきた設定で今までここに居たのかな。
という会話を繰り広げながら、自分の居る場所までその五人がやってきた。
不自然に思われない様に挨拶をするとまたもや怪しい目で見られている…
「よう姉ちゃん体調は、ようなったんか?」
「あん時物凄い顔色悪かったから平次と心配しとったんよ、そういえばあの安室って男に何もされてへんか?」
『う、うん!大丈夫だよ、心配してくれてありがとう』
「ほんなら良かった!あ、アタシは遠山和葉!ほんでこっちは服部平次や」
『小田島みなみです!よろしくお願いします 二人は付き合ってるの?』
そう聞いた途端、和葉ちゃんとまだ若干怖い視線を向けてきていた平次君も顔が赤くなっていくのが分かった
「な!そ、そんなん…どっちだって…ええやろ!」
「はあ〜?平次のドアホ!」
「なんやて〜?!」
とりあえずなにかマズい事を言ってしまったのだと分かった。
けど二人共分かりやすくて何だか可愛らしい…
その様子をコナン君と女の子はどこか呆れた様に笑いながら見ていて
髭の生えたおじさんも腕を組みながら横目で少し眉間に皺を寄せながら見ている…
恐らくこの二人は日常的にこういうのをやり合っているのかもしれない
どこか焦れったい気もするけど、青春ぽさが全開で可愛らしい