• テキストサイズ

スモーカー【名探偵コナン】

第25章 新しい生活は



時間はもう夜だった。(結構寝てしまっていたんだな)




こんな時間に女性に会いに行くって
仕事相手には見えないし、友人だとしても…




そりゃ安室さんみたいな人が誰からも言い寄られない筈が無い。
一体何を勘違い…いや、ただあのムードに飲まれてしまっただけ。




そう言い聞かせながらティッシュで更に唇を拭った。




足音が近付いてきて、ドアが開く。
安室さんはスーツ姿では無くなっていて、私服になっていた




「みなみさん、変なタイミングでごめん」




『いえ、お気になさらず!』




「今日は丁度時間が空いたからみなみさんの顔を見に来たんだよ
まあ、僕はまた行かなければならなくなってしまったんだけどね」




『忙しいんですね…とりあえず、お気をつけて頑張ってくださいね』




流れのまま安室さんと玄関まで行く。




「ありがとう、みなみさん。短い時間だったけど会えて良かったよ」




そんな事をサラッと言えてしまうなんて
相当手馴れているんだろうな…



仕事とは言ってないしどこに行くのかも言われていない
態々私服に着替えてこんな時間に出ていく相手に胸が高鳴ったのが悔しい




『次はいつ頃帰られるんですか?』




「どうだろう、まだ分からないかな。でもみなみさんは気兼ねなく過ごしてて」




『はい、ありがとうございます』




「それじゃあ、行ってきます」




『行ってらっしゃい』




そうして、扉は閉まった。




玄関に一人残され、ゴチャゴチャと面倒な感情が浮き出てきた。
でも今はそれに振り回されない様に。




安室さんが何か隠しているかもしれないという疑問に集中しよう
そして今はその“なにか”を探す良いチャンスだ。
と言い聞かせて玄関に背を向けた。




と言っても殺風景なこの家に一体何があると言うんだろう
/ 405ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp