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スモーカー【名探偵コナン】

第25章 新しい生活は


安室さんとのトーク画面を閉じると目に入るのは
まだ記憶があった頃にやり取りをしていた人達とのトーク履歴




1番上に表示されているのはたった今やり取りをしていた安室さん。
その次は、この例の沖矢昴という人だった




つい最近もこのトーク履歴を見たばかりだけど、改めて沖矢さん(と呼ぶ事にしよう)との履歴を遡ってみる。




んー、お互い敬語で話してる…
だけど気になるのは、沖矢さんの帰宅時間を聞いたり、逆に沖矢さんから何時に帰るとの連絡も受けている…




お互いに帰宅時間を気にしているって言うので思いつくのは
やっぱり一緒に住んでいるからこそだと思うのだけど…




もしそうだったら今沖矢さんの目の前に居ない私の事を探している連絡は来る筈。
不在着信が入っているぐらいで、その後の文章は一切入っていない。




仮に、仮に付き合っていたとしてお互い敬語なのも引っかかる
歳が離れているとかなら有り得るかもしれないけど。




やっぱりこの人に何か送ってみるべきかな
何が手がかりが手に入るかもしれない。




安室さんと一緒に居て、今は正直助かっているけど
どうなるか分からないしこのまま1人で過ごしてても記憶が戻るとは思えない




まだ信用出来ない彼の言いなりになるなら、彼の目が届いていない今のうちに
一人で行動に出た方が早いのかもしれない。




とは言っても、沖矢さんに電話する勇気なんてものは更々無い…
メッセージを送ってみるしか…




けど、なんて送ろう。
そもそもの関係性だって分かっていないし、安室さんが沖矢さんと私の関係を知っているとも限らない。




確かめようがない




そうなると、まず最初は当たり障りないものを送った方がいいかな




トーク画面を開いて、入力部分に“こんにちは”っと。
いや、違うよなあ…




トントントンと消去マークをタップする音が静かな部屋に響く。




“お久しぶりです。みなみです”
いやこれも違う。




“沖矢さん、連絡が遅くなってすみません”
これなら?でもこの次なんて送ろう…




スマホを握りしめたまま、行き詰まり出してまた文字を消そうとした時だった




『あっ』




しまった。
そのまま沖矢さんに文章を送信してしまった
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