第24章 その先に待っているもの
単刀直入に聞けばいいのだろうけど、さっきとは変わって妙に余裕そうな安室さんを前にすると上手く言えなくなる
でも…聞くしかない。
あまり良くは無い方の心臓の高鳴りを感じながらも、小さく肺に空気を送り込む。
『あの』
やっと口から出せた言葉はこれか…
なんて自分に対して思った。
安室さんは私の言葉に耳を傾ける様に顔をこちら側に向けた。
『安室さん、私に何か隠してる事無いですか?』
「と言うと?」
『安室さん自身の事です』
「僕自身の事か…みなみさんはどんな方に思っているんだい?」
『それは…私が今見ている貴方の姿は本当の姿では無いと思っている。と言う事です』