第24章 その先に待っているもの
緊迫した空気の中、また安室さんのマンションに到着した。
「いいよ、そんなに気を張らなくても」
感情が態度に出ていたのか、少し笑みを含んだ言い合いでそう言われる。
「は、はい…」
「そこに座って」
そう言いながらは飲み物を用意する安室さんを横目に
言われた通りソファに腰を落とす
さっきよりも遥かに緊張していて、気持ちも落ち着かない。
この感覚はいつかは無くなるのかな…
「どうぞ」
グラスをテーブルに置いた安室さんが隣に腰を下ろすと
途端にさっきよりもよそよそしくなっていくのが自分でも分かった。
「ありがとうございます」
安室さんへの疑惑もあってか、今こうして出された飲み物に手をつける事にも躊躇してしまう
「みなみさん、僕がこのお茶に何か仕込んでいるとでも?」
「まあ、あんな事があった後じゃ無理もないね」
「い、いえ!そんなんじゃないです!」
本当は彼の言う通りだけど、それを認めてしまうのは何だか悔しくて
そのまま出されたお茶を飲んだ
「ね?大丈夫でしょう?」
さっきと違って余裕げな様子の安室さんは笑いながらそう言う
私は今ここに安室さんと話をするために来たんだ。
単刀直入に聞けば良いのだろうけど