第24章 その先に待っているもの
『どうしてそう思うの?』
「そんなの分かるさ、様子が普段と違うのは明らかだしコナン君達の話をしても全くピンと来てないみたいだしさ」
『ほぉ……』
「さあ、答えてもらおうか」
『えっと、実はね…記憶が無くなっちゃって』
「えっ?!記憶喪失だと?!」
話すしかなくて、そのまま今に至るまでの事を話した。
「それは困ったなあ。じゃあみなみさんがこの世界に来た事も覚えていないのか?」
『あ、それなんだけど…私って本当にここの人間じゃないの?』
「まあ、当時聞かされたみなみさんの話からするとボクはそうだと思っているよ」
『本当だったんだね…私本当に何も分からなくて…』
真純ちゃんというこの子はどこまで知っているのだろうか。
そもそも私はこの話を当時は誰に話していたのだろう?
連絡先を持っている人達は知っているのかな
「みなみさん、その話はもうボク以外にしたらダメだ」
『えっ?』
「あの時も言ったけど、念の為さ。だからみなみさんの事情を知っている人は数少ないよ」
『そうだったんだね…他にこの事を知っている人って分かる?』
「んー、コナン君とさっきみなみさんを助けたっていう安室って男と…あとは、」
『後は…?』
「いや、ボクが知ってる範囲だとこのくらいかな」
『そっか…』
一瞬だけど、今真純ちゃんは何かを隠した気がする。
だけどそれが何かは分からなかった。
『ねえ、安室さんってどんな人か分かる?』
「ん?あの人か?そうだな、ボクにとっては要注意人物って感じかな」
『えぇ…どういう事?!』
「大丈夫、みなみさんはあの男と仲が良かったし、コナン君とも結構仲が良いみたいだしね」