第24章 その先に待っているもの
声のする方を振り向くと、ショートヘアでパンツスタイルの中性的な女の子が。
確実に、私に話しかけている…
名前も知ってるみたいだし、でもまだ学生だって事は何となく伝わってくる。
学生の子とどうやって仲良くなったのかは分からないけど、とりあえず合わせるしかなくて。
『あっ、あ〜!久しぶり!』
しまった。
こんなのどう見たって動揺を隠せていない。
「久々だな!…って、こんな所で何してるんだ?」
案の定、一瞬怪訝そうな顔をしながら首を傾げられた。
『ちょっと、散歩してて…』
「散歩?その格好でか?ボクにはてっきりこれからデートに行くのかと思ったよ」
確かにこの子の言う通りだ
ヒールで散歩に出掛ける人は居ないだろう。
『まあ、ちょっとね…今日は学校休みなの?』
「うん、今日は祝日だからね。なんだけど…蘭君はコナン君達と函館に行っちゃうし、園子君もやらなきゃいけない事があるってさあ〜」
退屈してそうな様子のこの子の口から出てきた名前は
さっきアプリに登録されていた人達の名前だった。
コナン君という子はどう見ても小学生だけど、恐らく高校生であるこの子達と自分は何の繋がりがあるのだろう?
『そ、そうだったんだね…えっと、』
「それで?みなみさんは本当は今日何をするつもりなんだ?」
『えっ?』
「ボクの目は誤魔化せないよ、みなみさん。探偵の目は侮れないね」
え?探偵?この子も?
探偵が多いなあ…
そんでもってやっぱり気付かれてたか…
素直に話すべきなのか…
どこか得意気な様子を見せているこの子は決して悪い子では無さそうだし…