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スモーカー【名探偵コナン】

第24章 その先に待っているもの



目を疑った。

自分の記憶には存在しないのに、このメールからは確実に自分が面接をしたという事実がそこにはあって。




それにかなり最近だし、でも今の自分には出来そうにない。
今出来るのは辞退をする事だった。




次はフォトライブラリーを開く。
写真は数百枚程が保存されていた。



海や夜景の写真、そしてあのトークアプリの中の人達と撮った写真等。




この写真に写る自分の姿はとても幸せそうな顔をしていた。
だけど今の自分には全員知らない人であって。




紛れも無い自分自身なのに、どこか他人に見えてしまって
自分の置かれている状況に改めて不安を覚える。




正直お手上げ状態に近い。
ここから得られるヒントは少ないし、安室さんだってどこか怪しい。




安室さんへのこの疑念は、この頃の自分はどう思っていたのだろう?
この時から同じ様に思っていた?




それに安室さんは私達の関係を親しいと言っていたけど、このトークからではあまりそうとは思えない。



安室さんは、何か嘘をついている?



さっきの通話内容からして、普通では無い事は確かで。



それに、監視って何?




警護?




安室さんは何者なの?




じゃあ今この瞬間も監視されているって事?




怖い。
恐怖心が徐々に湧いて出てきた。




向こうは私の全てを知っているかもしれないというのに、私は誰の事も何も分からない。



何だか檻の中に閉じ込められているような感覚だった。



そして此処に居るのも良くない気がしてして。



今では安室さんのあの笑顔も、何度も上手く話をはぐらかされていたのも怖くなってきた。




今のうちに此処を出るしかない。
本能がそう伝えてきた。




何もかも分からない状態だけど、今この状況で安室さんとまた顔を合わせるのは不可能だった。
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