第24章 その先に待っているもの
沖矢昴と言う人からは、約三時間程前に不在着信が入っている。
その人とのトークを開いて今日の不在着信より以前の内容を遡ると
そんなに話していないのが分かる。
所々気になるのは、帰りが遅くなる事を伝えてきていたメッセージ。
内容によると、どうやら沖矢昴という人は学生みたい。
ん?でも、じゃあ何故この学生の人と私が?
この内容からすると、ただの友人関係では片付けられない何かが伝わってくる。
だけど、仮に恋人だとしてもこのやり取りでは恋人らしさは感じられない。
それに今の自分にはこの人に電話を折り返す勇気も無い。
とりあえずこの人とのトークを閉じて、他を遡る。
そして安室さんの連絡先は本当にこの携帯に入っていた。
だけど、安室さんと最後に話したのは少し前になっている。
内容的には、さっきの沖矢昴という人よりも安室さんとのトークの方が親密にも見える。
それでも安室さんとは会話が途切れていた。
その次に続いたのは江戸川コナンと言う人と灰原哀と言う人だった。
江戸川コナンという人は、設定されている画像や口調、そして自分の呼び方からして子供だった。
次に灰原哀という人も子供みたい。
口調や設定されている画像はどれも大人っぽいけど
過去に送られていた他の人達も一緒に写った写真を見るに
この茶髪の少女が灰原哀と言う子なのだろう。
そのまま遡っていくと、この携帯に登録された人達は何人か居た。
このメッセージアプリからでは得られる情報があまりにも少ない。
次はメールの方を開いてみると、数日前にとある企業から採用のメールが届いていた。