第24章 その先に待っているもの
「赤井さん?!大丈夫なの?!」
二人が車を出してから程なくすると、今度はボウヤがそのまま玄関に入ってきた。
まあ自分の家だもんな
「ボウヤ、久々だな」
「う、うん…ジョディ先生達も赤井さんの事探してたんだよ?!何があったの?」
「実はだな」
こうしてボウヤにも同じ事を話した。
「へ、へえ…なんか凄い話だね」
直ぐに何かを考え出す素振りを見せるボウヤの姿はあの高校生探偵宛らだな。
この有り得ない現実をボウヤはどう捉えているんだろうか。
「じゃあ此処に戻ってきてからはまだみなみさんに会えていないんだね?」
「ああ、そうなるな」
「心配じゃないの?」
「そうと言えば嘘にはなるが、みなみなら大丈夫だろう。一応これから探しに行く所だがな」
「そうなんだね…」
「あっ、ちょっと待ってね」
ボウヤのスマホに着信が入った。
「おい工藤!今どこにおんねん!」
「わりぃ、博士の家にスマホ取りに行ってた所なんだよ 和葉ちゃんにもそう伝えといてくれ、直ぐに行くからってよ」
「ったく、それはええけど。あ、所で工藤ってあのポアロの金髪兄ちゃんと仲良かってんな?」
「ん?安室さんがどうかしたか?」
「どないした訳ちゃうけど、なんか妙なネエちゃんの介護しててな。工藤ならそのネエちゃんの事も知っとるんとちゃうんか思うてな」
「えっ?!それってどんな感じの女性だ?」
「杯戸公園に居ったんやけどな、そらもうエラい顔面蒼白と冷汗でなあ。後はこの辺の事は何も分からないっちゅう事を言いはってたな」
「その人の特徴は?!」
「ん、ま、まあ…悪くは無かったんとちゃうん? なんや和葉、今電話中や」
「そういう事を聞いてるんじゃねえ!」