第23章 追憶の果て
みなとみらいに戻り、赤レンガ倉庫へ。
赤井さんって何を買うんだろう
普段からそこは良く分からなかった。
というより、ここで買った物って…
向こうには持っていけないだろうし
だからもし欲しい物を見つけてしまったら、ここにある物は向こうには無いだろうから…
あまり見ないようにしないと。
『あっ』
そう思っていたけど、アクセサリーショップが目に入り
素通りしようと思ったのに凄く惹かれるデザインのブレスレットを見つけてしまった。
立ち止まらない様にしようとしたけど、隣に居る赤井さんが足を止めた為
止まらざるをえなかった
「どうした、あれが気になるんだろう?」
『ええ、まあ、そうなんですけど…』
「なら見るが良い、なぜ躊躇うんだ?」
『ここで買った物って、向こうには持っていけないし...だから』
「そうか?」
髪の毛を耳に掛けてきながらそう言う赤井さんは少し不思議そうに見てきた。
「だが今みなみに着いているこのピアスは変わっていないだろ?体に身に付けるアクセサリーなら平気ではないのか?」
『あ、確かに!』
赤井さんの言う通りだった
体に付けてしまえば良いんだ!
『なら...』
アクセサリーショップに入ってさっき目に付いたブレスレットを手に取る。
シルバー、ローズゴールド、ゴールドの三色展開がされたシンプルなデザインのブレスレットに何故か凄く心が惹かれた。
『このピンクゴールド可愛い...』
「そちらのデザインはとても人気でして、カップルの方々が良くお揃いで買われていきますよ」
手に取ってブレスレットを見ていると、店員さんにそう言われる事が照れ臭くもあった。
『へ〜 これ凄く良いデザインですもんね 』
「ありがとうございます!良くお似合いです」
「みなみ、他にもあるみたいだぞ」
その後も他のデザインや別の店も回った
どの店も惹かれるデザインの物があった為迷ってしまう
すべて買えば済む話だけど、なんというか、思い出として一つに絞りたいというか...