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スモーカー【名探偵コナン】

第23章 追憶の果て


『赤井さんは向こうでも横浜とかは行ってたんですか?』

「ああ、だいぶ前に何度かな。にしても変わらんな」



赤井さん、横浜…
脳内の記憶を駆け巡らせると昔の話であったよなぁ…と思い出す
だけど仕事以外にも来ていたのかな



『あーっ…』

「どうした」


成程、そういう事か。

そりゃ話に描かれてないだけで実際はもっと色々あった訳だもんな…

本当に何気ない会話で勝手に想像を広げて少し複雑な感情になりかけた自分に少し嫌気が差した



「安心しろ、過去に未練は無い」

『えっ?いや、』

「さあ、どこから回ろうか」



本当に、つくづく赤井さんには心も頭も読まれているのだと思わされる。
ある意味魔法使いでもあるのかも?



『んー』


みなとみらいで降りたものの、丁度横浜に来たならやっぱり…



『お腹すいてます?』

「ああ、丁度空いてきたぞ」

『じゃあ…良かったら中華街行きません?』

「そいつは良い案だ」



そうと決まれば駅に向かって歩き出す。


さりげなく車道側を歩いてくれる所だけでも今の興奮している心情を更に加速させるには十分すぎた



通行人が前後からすれ違う度に腰に回された腕で引き寄せられて
そのまま腰を抱き寄せられたまま歩いている。


それらをあまりにもサラッと自然にやるもんだから、こっちの心臓がおかしな事になりそう…


素顔のままで純粋にデートを出来る事がこんなにも嬉しい事なのだと心から思う。



手を繋ぐよりも腰に手を回す辺りはやっぱり英国紳士の様な物を感じる
沖矢さんの時は回したり手を繋いだり…
そういう所も使い分けてたりするのかな



脳内がうるさいこんな状態のまま、気付けば駅に到着した。


丁度良いタイミングで来た電車に乗り込む。



公共の乗り物に乗る姿を生で見るのは初めてだ


真純ちゃんが小さかった頃の話で、赤井さんがホームに居るシーンがあったなあ。



「そんなに珍しいか?」


『はい、すっごい珍しいです!』
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