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スモーカー【名探偵コナン】

第20章 本音


落ち着かないソファに座っていると段々良い香りがしてきて…

「よし 完成」

香りを辿ってキッチンに行けば、ナポリタンとセロリの和物がプレートに盛られていて。

『いい匂い〜美味しそうだね』

「味の保証はするよ 特にこのセロリの和物」

『セロリ好きなの?』

「うん てっきり知ってるかと思ってたよ」

零の好物までは描かれてる描写を見た事無かったな…
まあ実際はあるんだろうけど…


「『いただきます』」

「どうだ?」

『ん!すっごく美味しいこれ!』

セロリの和物から、口に運ぶとセロリ特有の風味が胡麻油と程よい塩気とマッチしていて美味しい…

ナポリタンの方も甘酸っぱくて濃いケチャップがどこか懐かしい味。


「みなみさんが喜んでくれて僕も嬉しいよ」

『うん 私も。ありがとう』

テーブルで向かい合って食事をするだけでも自然に笑顔が溢れて幸せな気持ちもなる

だけど赤井さんに対してもそれは同じ



「『ごちそうさま』」

零の手料理はとても美味しくてあっという間に完食。

「ん?良いって みなみさんは座ってて?」

片付けをしようとすれば直ぐに零に止められるけど、せめてこのくらいはやりたくて...

『じゃあ一緒にやる』

「それなら お願いしようかな」

『うん』

分かりやすいぐらいに声色が変わった零がおかしくて、何だか可愛くて...


後片付けを終えてソファに並んで座る


「その痣...」

『ん?あ、これは...大丈夫だよ』

「ごめんみなみさん。あの時直ぐに病院に連れて行けなくて」

『ううん 零は助けてくれたでしょ?それに病院でも異常無しだって』

「そっか...」

『そう、いえばさ...』

「ん?」

『あの、髪を編み上げた男って...今も居るの?』

「...どうかな。だけどもうみなみさんが心配する事は無いよ」

『うん』

ふと気になって聞いてみたけど零も分からないのかな
突然どこかで出てきそうで今でも怖くなる


一時間以上も経てば徐々に慣れてきて、ソファの背もたれに上半身の体重を乗せると隣に座っている零の右腕が上がり、零の肩に頭を預ける

零の香りに包まれながら髪を優しく撫でられるこの時間は好きで。
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