第1章 入学
入学式があるから僕たちは体育館に移動した
一人一人の名前は呼ばれることはなかったけど
入学おめでとうやらなんやら言われて話聞いてただけで終わった
暇すぎてあくびが出ちゃうよね本当に
万葉「放浪者殿。」
放浪者「なに?万葉。」
万葉「あの校長ただならぬ気配がするのでござるが…」
放浪者「あーあの校長ね。有名な人だよ。」
まじでござるか!?とびっくりしてる万葉
てか知らないでこの高校きたってこと?
元素力を扱える者だけが通える高校は全国でも限られている
この国では三つしかない高校の一つがここ
その校長ならものすごい実力がある者になる
万葉「あの校長少し独特でござるな。」
放浪者「元素力扱えるって言っても複数扱えるやつなんていない。基本は一つさ。」
万葉「あの校長は全部扱えるってことでござるか?」
放浪者「そうだけど?」
え?万葉は何を聞いてここに来たんだ?
こんなの知ってて常識なはずだろう?
それにこの高校は三つの学校の中でもトップクラスの成績の良さ
頭悪いとは到底思えない
何を見て育ったんだ?万葉
そう思いながら僕は万葉を見ていた
入学式が終わり、僕らは教室に帰ってきた
教材は入学式前に家に送られてきてるから特になし
明日からがっちり授業に入るらしい
はぁ…やっと終わったよあの校長話長いんだよ
ナヒーダ「それではまた明日。問題起こさないように帰りなさい。」
万葉「放浪者殿、部活動ブースを見てから帰るでござるよ。」
放浪者「はいはい。ここ部活動強制だしね。」
僕らは二人で教室を出て校舎前にやってきた
うわ、人多いし声うるさい…
まぁ適当な部活に入っちゃえばいいよね
僕は適当に弓道部に名簿を書いた
万葉「放浪者殿はどの部活に入るでござるか?」
放浪者「弓道部。」
万葉「なら拙者は剣道部に入部するでござる。」
適当に決めただけだけど…
万葉が剣道部の名簿に名前を書いてから帰ってきた
そういえば万葉と僕の家って方向真逆だったら
遊び行ってもキツくないかい?
そう思っていたが方向一緒だった←
帰ったらバアルゼブルがうるさそうだな
遅くならないうちに帰るとしよう…