第7章 ※ 鬱金香のピンクは愛の芽生え
不死川の声も吐息混じりだ。背中を撫で引き寄せる。
「あ…っ…」
「ひなた、本当に会いたかったんだぞ…」
不死川の声は切実で、余裕が無くて擦れていた。切なくなる…。
腕を回して、不死川の背中を撫でる。
「ごめんなさい。私も会いたかったけど、する事がありすぎて…」
不死川の滑らかな肌に触れ謝ると、堪らない気持ちになった。
「分かってる…。俺だけはお前のこと、分かってるから…」
お湯の中で、抱きしめ合うと、ドキドキしてるから余計に熱い…。
火照った身体を離して、不死川はひなたを見つめた。
「…可愛い」
すぐ近くで、見つめられながら言われると、嬉しいけど恥ずかしくて、ひなたは思わず下を向いた。目を伏せている恋人の照れている姿は、不死川の情欲を掻き立てる。
「ん…」
ひなたの唇にそっと唇で触れると、ひなたは不死川に身体を預け唇を合わせてくる。
不死川は片手でひなたの身体を支えつつ、覆い被さるようにしてキスを続けた。
大人の不死川の、とろけるようなキスで、ひなたの身体からは力が抜け、ただキスに没頭する。
ひなたの唇からは小さな吐息が漏れ、湯船のなかに身体が沈みそうになっていた。
不死川はひなたの頬に触れて深く口づける。
甘いキスだけで、のぼせてしまいそう…。
ぽうっとなった頭で、絡ませ続けていると、ひなたは意識が遠のいてしまいそうになった。
「…おい。白目むくなよ…」
「んあ? 」
変な返事になってしまいながら、不死川を見ると、不死川が心配そうにこちらを見ていた。
「…やりながら意識飛ばされたら困る…」
不死川さんはちょっとだけ吹き出しそうな顔をしている。
「ひなた、ほら洗うぞ。続きは出てからしてやるから」
ひなたの身体を支えて立ち上がった。
「不死川さん、私がエッチしたいみたいな言い方してる! 」
「どう見てもそうだろ。洗ってやるから」
嬉しそうな不死川さんに椅子に座らされ、泡立てネットで作ったモコモコの泡で身体を撫でられる。
「恥ずかしいから自分で洗う! 」
泡だてネットを取ろうとしたら、高く上げられた。
「いい役取るなよ」