第6章 ※ 再びあなたに逢えたなら
不死川はひなたに近づく。
「ここは1番気を使ったな。完全に一人になる場所だから、好きな感じにした」
「うん」
「ひなたの部屋は?モデルだから服が一杯とか? 」
さりげなくひなたの隣に座る。ベッドに並んで座った。
「私の部屋?そうね、お洋服は沢山あるね」
ひなたはクスクス笑った。だから、紗奈がよく、服を貰いに来る。
「だろうな。俺、ひなたの事、知らなかったんだ。後で見せて。ひなたの写真とか、記事とか働いてるとこ見たい」
不死川がひなたの事を知りたいと思っている、それが伝わってくるようで、ひなたは嬉しくなった。
「うん。携帯の中に写真が入ってるから、後で見せるね」
不死川は嬉しそうな、少し照れた顔をして頷いた。
ひなたの胸がキュンとなる。不死川がかっこよくて、目が合うとひなたも照れてしまいそうになる。
ここは不死川のベッドの上だ。不死川が寝てる場所…。
不死川がひなたの髪に手を伸ばして撫でる。艶々していて輝きのある真珠のような髪。不死川の手が温かく、気持ち良くて微笑んだ。
「可愛いな」
不死川に言われると嬉しくなる。髪を撫でる手は頬を滑り、ひなたの唇に移動した。
「ひなた、愛してる」
不死川の指はひなたの唇を軽く開くと、指先を少し口の中に入れた。ひなたの歯に触れて、ゆっくりとなぞる。
官能的な気持ちがほわっと芽生えてきて、これから何が始まるのか。少しだけ怖い気持ちと、期待とが混じり合い、潤んだ瞳で不死川を見つめた。
不死川が僅かに喉を鳴らした。ひなたが色っぽい顔をしたからだ。
堪らず指で唇を開き、重ねた唇。深く味わうように、何度も優しく吸い、ひなたの舌を舐めた。
先程よりも、もっと深く絡ませて、息をする隙も与えない程、長いキスをする。
最初は苦しかったけれど、キスは気持ちが良く、くちゅり、と音をさせ角度を変えながら絡ませた。
ゆっくりと、ひなたの身体をベッドに横たえて、二人は重なりながら唇は離さずに触れ合う。奥を吸い、少し離して舌先だけで触れ合うと、身体はもっと触れたいと近付いて行く。