第6章 ※ 再びあなたに逢えたなら
不死川がゆっくりとひなたに近づき、肩に触れて引き寄せる。同時に、ひなたに顔を寄せて唇を重ねた。
数秒、押し付けられた唇が、ゆっくりと離された。
「俺も好きだァ…」
不死川の身体に触れ、少しぽーっとしたひなたに、同じく少し潤んだような瞳をした不死川が囁く。唇を合わせた事で、二人とも甘い雰囲気の中に入ってしまいそうだった。
「やらしいキス、していい? 」
「…いいよ」
この前のディープなキスかな…。と思っているひなたの後頭部に不死川の手が添えられる。
不死川の目がもう色っぽい。じっくりと見ていたら怒られた。
「そんなに見てたら、やりにくいだろォ。目、閉じて」
「だって、不死川さんかっこいいんだもん」
唇が凄く近くて、すごく良いムードの中、可愛いひなたの無邪気な言葉に不死川は赤面した。
「…もう!煽んな。…我慢してるのに…」
こんなに綺麗で可愛い女の子が、今まで男と付き合ってなかった事が、半ば信じがたい不死川であったが、目の前の女の子に触れる緊張感で不死川だって一杯になる。
初恋の時みたいに、不死川をドキドキさせるひなたに、不死川も心拍数が上昇している。
「ひなた。目、閉じて舌で俺の舌を舐める」
「はい」
なんだか教室で教えているような言い方になりながら、不死川はゆっくりと、先程の続きをはじめる。
「…んん…っ」
ひなたの唇に唇を重ねて、開いたひなたの口に舌を入れた。教えた通りにひなたは侵入して来た不死川の舌を舐めてみた。
不死川は誘導するように舌を絡める。この前も少ししたから、ひなたは感じるまま、不死川と甘く絡ませキスをした。
不死川は更にひなたの上顎の裏にまで舌を這わせる。
くすぐったいような、身体をめぐるゾク、とした感じに身体は不死川に吸い寄せられ二人は密着しながら更に深いキスを交わす。