第6章 ※ 再びあなたに逢えたなら
それから数日経った。あの流星群はまだ、幹の中にあるのか気になって、夜に一人で見に行った。
幹は、危なくないように、不死川さんがムシロで覆って縄で巻いている。心配症な不死川さんらしく、封印されたかのようにしっかりと閉じられた覆いは、ひなたが引っ張ったくらいではビクともしない。
しかし、あの流星群がいないと大正に行く手立ては他にない。
焦る思いでムシロに触れる。今度はまた縄を強く引いてみた。
「…駄目だ…私の力ではムリ…」
ズルズル、とその場にへたり込んだ。なかなか見に行くタイミングも掴めずにいたけれど、これじゃ見れない。
「なんとか見る方法は…見たってバレないように…」
幹を見ながら一人呟いた。
なるべく早くは行きたい。でも、不死川さんの事も気になっている。プラネタリウムの日以来、不死川さんとひなたは友達より、少し仲良くなったからだ。
あの日、ひなたをふんわりと抱きしめた不死川さん。それから、学校のある日、不死川はそれとなくひなたの近くにいる気がする。
「ひなたちゃん、アオイさんが注文してたお野菜がとどいたよ! 」
「今行くね、すみちゃん、ありがと! 」
ひなたは玄関先で、届いたばかりの冬野菜を検品する。マッシュルーム1キロ、かぼちゃが3つに人参が3キロ、玉葱が5キロ、さつま芋が10キロ、林檎が10キロ…などなど。
「さつま芋が一杯だ。アオイさんはお菓子を作るのかなぁ! 」
アオイさんのスィートポテトのタルトか、アップルパイかも!
「アオイさんは林檎とさつま芋を沢山注文してくれるよ。作りたいものがあるからって。嬉しいねぇ」
八百屋のおじちゃんは嬉しそうに言った。
「ひなたちゃんも料理習うの?頑張ってお野菜沢山使ってね」
「はは!お疲れ様です」
八百屋のおじちゃんが帰った後、お野菜をキッチンに運ぼうとしていたら、横から段ボールをひょいと持ち上げる腕。