第6章 ※ 再びあなたに逢えたなら
なかなかシートに乗るのを躊躇っていた不死川だったが、静かに乗ってきた。
二人は並んで座った。ひなたはクッションに頭を置いて寝たいと思ったけど、不死川さんが座っていたので、ひなたも座る。
カップルシートなので二人だけで乗っている。もちろん、肩が触れ合う距離だ。
プラネタリウムの上映が始まり、声優さんの素敵なナレーションを聴きながら、美しい星空を眺める。暗くなると、周りが気にならなくなったので、ひなたは視界いっぱいに広がる星の煌めきに心奪われた。
神秘的な映像から目を離せずに、座っているよりも寝て星空を見上げてみたくなる。そっと身体をずらして横になってみた。
正に最高としか言えないシチュエーションだ。楽に眺められるし、横になって見上げる星座は美しく、何より気持ちいい!楽しい!
なんて素敵な星なんだろう。流星群のように輝いている。
「きれい…! 」
何度も呟いた。
気がつけば、不死川も横になって見上げている。
ひなたはクスッと笑って不死川を見た。寝ながら観た方が、何倍も楽しいと不死川も気がついたのかな。
不思議な感じだ。二人で星空を見上げている。
静かに呼吸をしている不死川を、すぐ近くに感じる。落ち着がないけど、落ち着く感じ…。不死川さんの身体が近いと安心する。
少しドキドキを感じつつ、美しい星座を眺めた。