第6章 ※ 再びあなたに逢えたなら
「どうだったァ?久しぶりの学校は」
「うん。帰って来たんだって実感したの。楽しかったよ」
「ん…」
皆が帰った6時過ぎ、ひなたと不死川は二人で庭にいる。そぞろ歩きをしながら話をしていた。
「産屋敷先生も目を覚まして、どうなる事かと心配したが、結果が良かったからよしとするか…ひなた」
「ん?何」
「ひなたが頑張ったからだァ。よくやったな」
不死川はひなたの髪をくしゃくしゃと撫でた。ひなたの白く輝くプラチナブロンドが輝いた。
「ありがと。不死川さん」
二人で白梅のある場所まで歩いて来た。折れた幹はムシロで覆われていた。周りを縄で巻かれていたため、外からは中の様子は分からなかった。
それでも覗いてみる。でも、よく見えなかった。
「ひなたがいなくなってから、すぐに覆ったんだ。俺にも流星群が見えていたしな。誰かが飲み込まれでもしたら、大変だろ? 」
「うん。流星群は怖くはなかったの。優しい愛を感じたし…。でも、危険だからもう行かないように愈史郎からは怒られたの」
まだ、流星群の宝石のような輝きはあるのだろうか。覆った人を目の前にして、外す事はためらわれる。
開けたい気持ちを我慢した。
不死川は、そんなひなたの気持ちを察したか、少し厳しい顔になった。
「おい、ひなた。俺は愈史郎の気持ちがわかるぞ。俺も、お前の事、手元に置いて何処にも行かないように見ていたいんだからなァ」
不死川さんに、怒られている気持ちになった。
「ひなた」
「何? 」
目が合うと不死川は下を向いた。言葉にするのを躊躇らっているようだ。
ひなたは不死川の言葉を待った。話って何だろう。白梅を前に、お説教だろうか。不死川先生って心配症で真面目な不死川先生だからなぁ。
「不死川さん、ごめんね。だから怒らないで」
不死川が怒っているような気がして、ひなたは謝っておく事にした。
「…怒ってない…」
不死川はひなたを見た。