• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

『鬼滅の刃』桃寿情炎シリアル

第5章 流星群が誘う旅


「ひなたちゃん、来週の火曜日に鬼殺隊祭があるの」

「鬼殺隊祭って何? 」

 二人で庭を歩きながら話す。水路のある石の橋の所で、さらさら流れている水音に癒される。二人は立ち止まった。

「鬼殺隊で亡くなった人を弔うお寺があるの。そのお寺でね、供養と鬼殺隊の皆の安全を祈願するお祭りがあるの。大きなお寺なのよ」

 ひなたは鬼殺隊祭の事を初めて聞いた。

「へえ!慰霊と、祈願のお祭りなんだね! 」

「うん!その日は鬼殺の隊士も沢山参加して、亡くなった方達に祈りを捧げたり、露店も出るから人が集まるわ。お寺で過ごす事で、法要の意味があるんだよ」

 くいなちゃんは鬼殺隊祭が楽しみなようで、ひなたと繋いだ手を揺らしている。

「そっかあ!鬼殺隊にとって大切な日なんだね」

「だから…」

 くいなちゃんは、ひなたを見上げて懇願するような瞳になった。

「ひなたちゃんも、鬼殺隊祭に出て!それまでは帰らないと、くいなと約束して欲しいの。お母様も、何もおっしゃらないけれど、心の中ではひなたちゃんに帰らないで欲しいと思っているの…」

 ひなたはくいなと目線を合わせる。
 
「うん。約束するね。もし、帰る方法が分かったとしても、鬼殺隊祭まではここにいるよ、くいなちゃん」

「わぁ…!ほんとね、輝利哉もかなたも、皆が喜ぶわ! 」

 くいなちゃんは兄妹の中でも、元気一杯な子だ。お上品な五つ子ちゃんの中では一番活発かもしれない。とは言っても、あくまでも産屋敷家のお上品な一家の中でだが…。

 
/ 405ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp