第5章 流星群が誘う旅
「明日、輝利哉君達に会いに行っても良いですか? 」
耀哉はクスッと笑った。
「いいよ。輝利哉は君のおじいちゃんだったね。もう一つの屋敷も見に行ってみるといい」
「はい!ありがとうございます」
「おやすみ、ひなた」
「おやすみなさい。耀哉さん」
ひなたはぺこりと頭を下げた。そんなひなたを見ている耀哉もまた、ひなたという存在の意味を噛み締めていた。
ひなたの為に用意された部屋に戻って、障子を開けてみる。夜の空気は澄んでいて、大きく吸い込んでみた。
穏やかで静かな夜の風景だ。ひなたにとっては愛着のある、見慣れた屋敷の造りである。ついにこの時代に来てしまったけれど、ひなたが想像していたよりも生き生きとして鮮やかな世界だ。
この時代の事をもっと知りたいと思ったし、耀哉やあまね達ともっと話をしたい。