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【SLAM DUNK】さよならロストジェネレーション。

第1章 #1:おもしろいチーム




ということで、急な展開というか、予期せぬ事態になったけど、どうやら私は明日、湘北高校と陵南高校の練習試合を見に陵南高校へと行くこととなりました。

「何着ていこうかなー」

ただ試合を見に行くだけでデートでもなんでもないのに、服を漁る当たり私もスポーツ女子から普通の女子になったんだなぁ。
といってもお洒落な服なんて持っていないからパーカーとスキニーという格好になってしまうんだけどね。
まぁいいか。
試合を見に行くだけだし。

次の日、パパは選手たちと一緒に陵南に行くと言うから私は一人で行くことになった。
車の免許はもっているけどペーパードライバーだから正直運転は怖い。
ママにも止められた。

「土地勘もないのに車の運転して事故にでもあったらどうするの」

土地勘ないって、これでも18年間育ってきた土地なんですけどね。
でも、運転席から見る景色は見慣れた景色だったとしても、少しだけ違って見えるし、なにより2年間で変わった景色もある。
そう思うとママの言い分も、仰る通りだなと納得せざるを得ない。

大人しく電車で陵南高校まで向かった。
駅に着いて私はスマホを取り出す。
グーグル先生に道案内してもらいながら私は歩き出した。

駅からある事数分。
陵南高校が見えてきた。

ギャラリーの上から選手たちの様子を眺めると、一際目立つ赤い髪の毛の男の子。
あれは地毛なのか、それとも染めているのか。
どちらにせよスポーツマンとは到底言い難いような風貌だ。

いやいや、人を見た目で判断してはいけない。
もしかしたらあんな風貌でも滅茶苦茶すごいプレイヤーかもしれない。

そろそろ試合が始まる。
ギャラリーも見物人で増えてきた。
さ、パパ。
パパのチームがどれだけの力を持っているかお手並み拝見といこうじゃん。


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