第4章 恐怖の色
■side:Cefca■
「よく育っていたじゃないか、もう頃合いだろうケフカ。お前が世話を見ずとも戦に、」
「いいえ駄目です!私の洗脳が無ければティナは戦えても命を奪えはしない。まだ、時ではない。稚すぎる!」
「ふうむ、気質までは変えられんか……。操りの輪自体はあれだけ素晴らしいのだ、では……なんだったかな今日もう一人連れていただろう。丁度あの輪を試したい戦がある、あれを寄越してはくれないか?」
「……話が違う、私は土地も金も民も欲しがらない。だが戦場の死体や敵兵は好きにして良いと貴方はおっしゃった………」
「しかし、これではお前に研究をさせている意味がない。戦場で使われてこそ兵器、道具だ。魔法もそうだろう?」
「僕ちんの勝手でしょう!?あれは俺が拾ってきたものだ!!!」
「そう興奮するな……、分かった分かった。お前に与えよう。そうも気に入るとは……取り上げようとしたのではない。分かってくれるな?」
「フン……!!!アレは駄目ですが魔導注入しモンスター化した別のナンバーが保存してあります、使い捨てにはなりますがね」
「……ではそれで手をうとう」